ICT教育支援プロジェクト

松代の観光案内をプログラミングしよう!まち歩きを楽しもう!

2021年2月12日(土)、小学生から高校生を対象に「ICT教育支援プロジェクト〜松代の観光案内をプログラミングしよう!〜」が開催されました。歴史の残る町・松代を実際に歩きながら、その魅力を五感で感じる体験型の学習活動です。今回のプログラムは、後日、自分たちの体験を元に観光案内プログラムとして形にしていく予定です。


■ 開催の目的と趣旨

本プロジェクトは、地域資源を学びの教材として活用し、ICT教育と観光学習を組み合わせた体験型プログラムです。
参加者が自らの足で地域を巡り、歴史や文化を実感しながら、その情報をプログラミングの力で「伝える」力へと変えていくことを目的としています。単なる観光ではなく、「見る・知る・伝える」までを一貫して行うことで、表現力やデジタルリテラシーの向上を図ります。


■ 当日の様子

  • 9:30 集合・あいさつ
    信州松代観光協会に集合し、主催者・講師からの挨拶と当日の流れを確認しました。
  • 9:40 体験学習スタート
    グループに分かれ、松代の町を歩いて回りました。真田家ゆかりの史跡や武家屋敷、文武学校など、歴史的建造物を見学しながら、観光案内に必要な情報や視点を実際に探していきました。
  • 10:45 休憩
    途中で休憩を挟み、気づいたことや感想をメモに取る時間も設けられました。
  • 11:50 終わりのあいさつ・12:00 解散
    午前中のプログラムを終え、次回のプログラミング制作への期待を込めて解散しました。

【まちあるきの様子】

今回は、以下のスポットを訪れました:

  • 松代城址:江戸時代の風情を残す歴史的な名所。かつては千曲川が城のそばを流れていたとの説明に、皆びっくり。
  • 旧松代駅:今は使われていない駅舎に、明治から昭和の時代の面影を感じました。
  • 横田家住宅:商家の暮らしを伝える貴重な建物で、地域の歴史を実感できる場所です。

道中では、地域の歴史とともに、近年の災害についても触れる場面がありました。2年前の台風での浸水の話に、参加者からも真剣な表情が見られました。

■ 参加者の感想(一部抜粋)

  • 「歴史のことがよくわかって、説明する言葉を考えるのが楽しかったです!」
  • 「見たことのない建物や風景が新鮮でした。観光アプリを作るのが楽しみ!」
  • 「まち歩きで発見したことをみんなと共有できて良かったです」

■ 今後の予定とまとめ

この日得た体験や知識は、後日、参加者自身の手によって「観光案内プログラム」に生まれ変わります。身近な地域を知ることが、プログラミングという手段で発信につながる—そんな循環を生み出す本プロジェクト。今後も地域と連携しながら、楽しく学べるICT教育を広げていきます。