
~姨捨の絶景と伝説を学ぶ旅|観光×プログラミング体験レポート
姨捨駅や棚田を訪れ、日本遺産「月の都 千曲」の魅力を学んだプログラミング体験会の様子をレポート。
観光とICTを組み合わせた、感動いっぱいの学びの一日。
【H2】子どもたちが“伝える力”を育む、新しい学び
2025年5月、日本遺産「月の都 千曲」を舞台にした体験型イベント
『長野の観光案内をプログラミングしてみよう!』が開催されました。
小学生から高校生までの参加者たちが、観光地の魅力を自分の目で確かめ、体験した内容をプログラムとして表現していく取り組みです。
姨捨の地で伝説と絶景にふれる
ガイドの語る「姨捨伝説」に心打たれる
最初に訪れた姨捨駅では、地元ガイドさんから感動的な「姨捨伝説」のお話がありました。
母を背負い山を登った息子の優しさと知恵の物語に、子どもたちもじっと耳を傾けていました。
スイッチバックの駅と善光寺平の大パノラマ
姨捨駅は全国でも珍しい「スイッチバック式」の構造。
この日は偶然にも「アルクマくん」の観光列車が停車していて、にぎわいを見せていました。
また、高級展望列車「四季島」も停車し、専用カフェからの絶景が参加者を魅了しました。
人の手で守られる絶景、姨捨の棚田
姨捨の棚田は、ひとつひとつ手作業で守られてきた大切な景観です。
この日は天気にも恵まれ、水が張られた田んぼに空が映る風景が広がり、まさに「田毎の月」の世界でした。
長楽寺でふりかえり 高校生の言葉に感動
最後に訪れたのは長楽寺。
ここでみんなで今日のふりかえりを行い、印象に残ったことや学んだことを共有しました。
高校生の写真部の子が「今度は一眼レフを持って撮影に来たい」と話してくれたのが、とても印象的でした。
学んだことを、プログラムで“発信”する力に
この体験をもとに、参加者たちはそれぞれが観光案内をプログラミングで制作していきます。
地域の魅力を「自分の言葉」で伝える、その小さな一歩が、きっと地域を動かしていくはずです。