銀のかささぎとは

ここ日本であっても、生まれ育った環境によって、身の安全や日常生活を脅かされている子どもたちが現実にいます。 銀のかささぎは、そんな子どもたちにiPadを使った学習支援を行い、教育現場復帰への手助けを行う、学生ボランティア中心のNPO法人です。

【理念】

2012年5月の発足当初、立ち上がったのは東大生を中心とした学生ボランティアでした。

自分たちにできることは何かを考え、学習支援を通して社会を少しでもよりよくしようと行動を起こしたのです。

専門分野に関わらず、今後の日本社会を担っていく若い世代の学生たちがこの問題に焦点を当て、直接自らの行動を通して関わっていくことで、明るい未来を作っていけるような多様な人材に育っていくことを期待しています。

【名前の由来】

NPO法人 ITサポート銀のかささぎ

かささぎは七夕伝説において、彦星と織姫星を“つなぐ”役割を果たしていますが、私たちは“銀”のタブレットを用いて、そんな子どもたちを“つなぎ”たいという願いを込めて当団体の名前を付けました。

中国の七夕伝説では、織姫と彦星を七夕の日に会わせるため、たくさんのかささぎが翼を連ねて橋を作ったとされます。

この伝説の中でかささぎは、彦星と織姫星を“つなぐ”という役割をと持っています。

私たちの活動は、子どもたちを学校や社会へと“つなぐ”ものであり、明るい未来へ“つなぐ”ものだと思っています。
ひとりひとりのちからは微力でも、私たちと同じ志をもった人達が集まって、今の社会の矛盾を子どもたちが背負わないようにより良い未来へつなげていけたらいい、そんな願いでのかささぎを選びました。

銀色とは、私たちのもう一つの使命である教育の情報化です。
日本の教育現場での情報化の遅れは、他の分野に比べて顕著です。銀色は、21世紀に生きる子どもたちにとって必須であろうICT(情報技術)の教育を表しています。

 

 

【理事長挨拶】

483「ICTは学力向上に役立つ」、それは私の10年来教育現場でICT活用支援に取り組んてきた実感です。3年前に、偶然虐待を受けた子どもたちが保護されている一時保護所へ行きました。そこは、保護されているため学校へ通うことは出来ず十分な学習環境がありませんでした。iPadを使った学習支援をすること提案し学習ボランティアを募ったところ、東大生を中心とした学生が集まり毎週一度の学習支援が始まりました。施設の子どもたちは、それまでの家庭環境から習熟度は様々でしたが、一人一人に合わせた指導がICTでは可能であり、多くの子どもたちが学習支援日を待っていてくれるようになりました。私たちは彼らとの経験を全国の不遇な子どもたちへも伝えていきたいと思い、NPOとして活動を始めました。  現在、銀のかささぎは、東京と長野の児童養護施設を中心に活動しています。本部のある長野では、資金調達のためにまちづくり事業も取り入れて、学生ボランティアを支えています。未来ある子どもたちのために学生ボランティアがICTの翼をもって、不遇な子どもたちと社会を、子どもたちの未来を繋いでいってくれることを願っています。

理事長 山越久美子

【理事学生からのメッセージ】


485夢はいつだって宝物です。しかしながら、不遇に遭い保護された子どもたちがあまりに粗末な学習環境しか提供されないために、夢が実現しにくくなっている現実があります。大幅な学習進度の遅れを抱えた子どもたちは、勉強自体を嫌いになったり学校や社会からのドロップアウトを強いられたりしています。このような社会の歪みが彼らの夢の叶う可能性を狭めていると思うと心を痛めずにはいられません。 私たちが行っている学習支援は、学習塾での授業のような成績を上げる指導ではありません。学校に戻った際に困らないよう最も基礎的な知識を教えるとともに、「勉強が楽しい」という記憶を持ってもらいたい信念で楽しく語らいながら勉強しています。 学生のうちに、学生にしかできないことで社会を少しでもよくしていくことは、今後社会を担っていく我々若い世代にとって大切な経験となるでしょう。みなさまと一緒に支援を続けていきながら、一歩ずつ立派な社会人へ成長できればこの上なくうれしく思います。

于 又新  かささぎ副理事長(2013年度) 東京大学経済学部卒


IMG_0403私は大学に入ってから 学生である限られたうちに、 学業やバイト、サークルなど、学生のうちにしかできない活動を 日々大切にやっていこうと思い続けてきました。 この取り組みも、その考えのもとにはじめた活動の一つです。私たちがiPadを使って勉強を教えているのは、 親がいて、帰る家があって、通う学校があって… こうした、私が何気なく過ごしてきた小学生時代と違う境遇に生きる子供達。 元々子供が好きということもあって、活動のたびに私は彼等からたくさん元気をもらえます。 と同時に、彼等が一時保護所に保護されなければいけなくなってしまう状況を生み出してしまった社会についても考えさせられるのです。 この活動を通じて叶えたい願いは二つ。 まずは、 私たちの活動が、一時保護所が必要とされるこうした社会の 問題解決の一助となればよいな、ということ。 もうひとつは、 iPadの学習を通して子供達に 勉強って楽しい!と思ってもらえればよいな、 学校に通えるようになったあとも 大きくなってからも いつかiPadを使って勉強をしたことを 楽しかった想い出として、ふと懐かしむ日があってほしいな、 ということ。 皆さんと一緒にこの活動ができる日を楽しみにしています。

上野美希子 かささぎ副理事長(2013年度) 東京大学大学院卒

 

 

 

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