養護施設の現状

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全国の児童養護施設には約3万人の子どもたちが生活しています

児童養護施設には、親自身の病気や経済的理由、そして親からの虐待など、何らかの理由で家庭生活を続けることが困難となった子どもたちが暮らしています。 親の病気や死亡、経済的な理由など、さまざまです。最近では子どもの虐待を理由とするケースが増えています。

生活している子どもの年齢は、おおむね1歳過ぎから18歳までですが、特別の理由や条件が整えば乳児から20歳までの子どもたちが利用しています。

養護施設の子供たちは、家庭環境によって学ぶ機会が少なかった子が多く
学年相当の学力に間に合わない子が沢山います



幼いころの親子関係や、コミニュケーション不足がきっかけで

大切な時期での基本的な「学ぶ力」が足りなく育ってきた子が多くいます。

 

さまざまな事情からとり残された子どもたちは、その日から日常の生活に困り、学校もおろそかになります。

そのため学校へ通っていても周りの子と同じように理解ができず、勉強が分からないという辛い状況にあります。

比較社会の中で、学力に対しても大きな劣等感を抱えています。『自分は勉強ができない・・』と自らを肯定できず、可能性に蓋をする子どもたちが多くいます。

現在の高校進学率は、定時制高校を含めて約80%ほどで、以前よりもかなり進学できるようになりましたが、それでも決して高いとはいえません。 

施設児童は18歳で施設を退所しますが、様々な偏見や不利な条件を抱える子どもたちにとって、例え大学へ進学できたとしても、経済基盤の無い中で学業と生活の両立は相当困難な問題です。また施設を退所した子どもたちは、たった一人でこの厳しい社会を歩んで行かなければならず、困難にぶつかった時に相談できる大人や、帰る実家すらありません。